ritunokaze’s blog

出先から確認したい事項を記した備忘録かつ活動の記録だったり日記だったりします。

認知症の症状が強すぎる場合

当ブログの記事をお読みになる方は、まず『はじめに』の記事をご確認下さい。

 

 

 

認知症による行動心理症状(BPSD)が強く出現し、家庭や介護施設等での生活が困難になる場合は、精神科病院での入院も一つの対処手段となり得る。

落ち着いた環境があればBPSDの発生を抑えられると豪語する者も世の中にはいるが、彼らの話を鵜呑みにしてはならない。

認知症ケアの大前提は『個人』であり、『個人』を見ないで一般論を振りかざす輩は、本人だけではなく、家族や介護スタッフに無理強いをさせるだけである。

認知症症状による精神科病院への入院の場合、医療保護入院になる可能性が高い(家族等がいない場合、市町村長の同意となる)。入院する事で現状をリセットし、生活を取り戻す事が大きな目的になる。入院治療が必要なくなったら、退院となる。

入院中の生活は精神科医療の観察下における服薬や環境調整、レクリエーションやリハビリなどが行われる。